はじめに|家事がしんどくなる本当の理由
掃除、洗濯、料理、片付け。
毎日の暮らしの中で、家事は当たり前のように存在しています。
誰かに褒められるわけでもなく、
やらなければ自然と溜まっていく。
それなのに、
「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちだけは
なぜか常に付きまといます。
疲れているのに、
今日は何もできなかったな、と落ち込む。
家は回っているはずなのに、
自分だけができていないような気がする。
そんなふうに感じることはありませんか?
実は、
家事がしんどくなる原因は
家事そのものの量ではなく、
「こうあるべき」という思い込みにあることが多いのです。
家事には「終わり」がない
仕事や用事には、
「終わり」があります。
でも家事は違います。
掃除をしても、
また汚れる。
洗濯をしても、
また服は増える。
料理をしても、
またお腹は空く。
どれだけ頑張っても、
「完了しました」と言えないのが家事です。
それなのに、
完璧を目指そうとするとどうなるでしょう。
常に
「まだ足りない」
「もっとできたはず」
という感覚が残ってしまいます。
これが、
家事が続かなくなる大きな理由です。
「ちゃんとやる家事」が苦しくするもの
SNSや雑誌では、
整った部屋、
丁寧な暮らし、
理想的な家事ルーティンが並んでいます。
それを見るたびに、
無意識に比べてしまう。
- あの人は毎日掃除している
- ちゃんと自炊している
- 部屋もきれい
それに比べて自分は……と、
落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、
それらは「切り取られた一部」です。
現実の暮らしは、
もっと揺らぎがあって、
もっと不完全です。
「ゆるい家事ルール」という考え方
ゆるい家事ルールは、
家事をサボるためのものではありません。
目的はただひとつ。
暮らしを無理なく回すこと。
きれいにすることより、
正しくやることより、
続けられることを大切にします。
ルール① 家事は70点で合格にする
ゆるい家事ルールの基本は、
「合格点を下げる」ことです。
100点を目指すと、
達成できなかったときに
自分を責めてしまいます。
だから、
70点で合格にします。
- 床に大きな物がなければOK
- 洗濯物が乾いていればOK
- キッチンが使えればOK
見た目が完璧でなくても、
生活に支障がなければ十分です。
ルール② 「毎日やる」を前提にしない
家事は、
毎日やらなければならない、
と思い込んでいませんか?
実は、
毎日やらなくても困らない家事は
たくさんあります。
- 掃除機は週2〜3回
- トイレ掃除は気になったとき
- シーツ交換は週1回
頻度を見直すだけで、
心の負担はかなり軽くなります。
ルール③ 工程を減らす
家事が面倒に感じるのは、
工程が多いからです。
たとえば洗濯。
- 洗う
- 干す
- 取り込む
- 畳む
- しまう
この中で、
省ける工程はないでしょうか。
畳まずハンガー収納にする。
乾いたらそのまま着る。
「ラクな方法」を選ぶことは、
手抜きではありません。
ルール④ できない日を想定しておく
毎日同じ調子で過ごせる人はいません。
体調が悪い日、
忙しい日、
何もしたくない日。
そんな日がある前提で、
家事ルールを作ります。
- 最低限これだけやればOK
- 今日は何もしなくていい
逃げ道を用意しておくことで、
家事は長く続きます。
家事を減らすことは、怠けではない
家事を減らすと、
罪悪感を感じる人も多いです。
でも、
家事は目的ではありません。
暮らしを支える手段です。
手段に疲れてしまっては、
本末転倒。
余白ができることで、
心にもゆとりが生まれます。
おわりに|家事は「できる日」にできる分でいい
家事は、
頑張り続けるものではありません。
生活の中に溶け込んでいれば、
それで十分です。
今日は少ししかできなくてもいい。
できない日があってもいい。
ゆるい家事ルールは、
あなたの暮らしを守るためのもの。
▶ 次回予告
ゆるい家事ルール②
「やらない家事」を決めると、暮らしがラクになる


